相手に自分の電話番号を知らせないように電話をかけられる、”非通知電話”の機能。
相手に自分の番号を知らせなくてよいので、いたずらや詐欺など、”思わしくない目的で電話をかけている可能性が高い”といわれています。
今回は、非通知電話をかける目的について、詳しくご紹介していきます。
折り返しでかけることはできるのか、非通知電話を拒否する方法などについても取り上げますので、ぜひご覧ください。
非通知電話はなんのためにかけてきてる?
相手に自分の番号を知らせる必要がない”非通知電話”は、いたずらや詐欺など、何かしら思わしくない意図でかかってくる可能性が高いようです。
考えられる可能性を項目ごとにご紹介いたします。
◆いたずらや嫌がらせ
⇒手当たり次第に電話をかけて、暇つぶしにいたずらをしている、という可能性もあります。
また、誰かに相手にしてほしいという思いから電話をかけているという場合も。
親切心から丁寧に対応しすぎると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もありますので要注意です。
知人からの嫌がらせという可能性もあるので、思い当たる節があればその点も警戒する必要があります。
嫌がらせ行為がエスカレートして、悪質なストーカー被害にあうことのないよう、早めに対処しておきたいところです。
◆ストーカー
⇒何気なくかけてきたいたずら電話であれば、数回かかってくる電話を無視すればそれでOK、ということもあります。
ストーカーの場合は、相手の気を引きたいがために何度もしつこく電話をかけてくる傾向にあります。
数分の間に何件も何件もかかってきたり、定期的にかかってきたりと、明らかに怪しいと感じたら出ないようにして、適切に対処しましょう。
相手はこちらの反応を見て楽しんでいるので、身の回りの安全を確保しつつ、相手にしないようにしましょう。
◆在宅確認や詐欺
⇒在宅確認の手段として、固定電話に非通知電話をかけている可能性もあります。
この場合、電話に出ることで一発で家にいるか否か分かってしまうので、注意が必要です。
携帯電話に関しては、「かかってきた非通知電話に勇気を出して電話に出たら、”世論調査”という名目で、意図がよく分からない怪しい電話だった」という声も多いです。
また、「電話に出たらいきなり名前を聞かれた」という声も。
個人情報を盗み取ろうという目的で手当たり次第に電話をかけている可能性もあります。
この手の電話は、無視しても時間を置いてまたかかってくることも多いので、”非通知設定でかかってきた電話は出ずに拒否する”というのもひとつの方法です。
◆気付かないままかけている
⇒非通知設定になっていることに気が付かず、電話をかけているという可能性もあります。
スマホの操作で簡単に非通知設定にできるので、何らかの操作をしている時に手が触れてしまった、ということも。
定期的にスマホの設定を確認してみてください。
非通知に折り返しかけることはできる?
非通知設定では相手の番号を知ることができないので、こちらから折り返して電話をかけることはできません。
また、非通知設定でかかってきた電話番号を調べることも、基本的に不可能といわれています。
ストーカーなどの悪質な被害にあった場合、証拠を揃えて警察に許可を得ることで確認できるようですが、基本的に”事件”として取り扱われなければ、個人的に番号を調べることはできないようです。
そのため、身に危険を感じたら被害にあっている内容や状況を、しっかりと記録しておくことが大切です。
番号を通知する必要がないということは、折り返す必要がないんだ、と割り切って考えても良いでしょう。
しつこい非通知を拒否する方法
携帯の設定で、あらかじめ”非通知を拒否する設定”にしておけば、誤って電話に出てしまうこともありません。
かかってきても基本的に無視すれば大丈夫ですが、電話がかかってくる予定がある時は、意図せずに出てしまう可能性もあります。
そのため、非通知設定で電話がかかってきた時に、出ないように電話本体の設定をしておくことも大切です。
以下に非通知設定でかかってくる電話の拒否設定を簡単にまとめていますので、参考にしてみてください。
【iphoneの場合】
◆設定⇒電話⇒不明な発信者を消音のボタンをタップ
⇒iphone本体の機能を使えば、簡単に設定できます。
この機能を使用すると、非通知設定でかかってきた電話を通知しないので、着信に気付かずにスルーできますよ。
”着信中”という文字も表示されないので、惑わされることもありません。
”着信履歴は残る”ようになっていますので、しっかり証拠が残るというのもポイントです。
※電話番号を登録していない番号すべての着信を拒否してしまうので、その点だけ注意が必要です。
◆”おやすみモード”を使用する
設定からiphoneの”おやすみモード”をオンにすると、基本的にすべての着信をスルーできます。
この機能の便利なところは、特定の電話番号以外をスルーできるということ。
”すべての連絡先”というところから、特定の電話番号を登録することで、登録されている電話番号の着信を受けられるようになります。
【Androidの場合】
◆通話設定⇒着信拒否設定⇒着信拒否の項目をオン
⇒Androidにも、本体の設定から着信拒否を設定できます。
端末ごとに表示内容に若干違いがあり、中には拒否設定の内容を、より詳細に設定できるものもありますので、チェックしてみてください。
◆各キャリアの迷惑電話拒否設定関連サービスを利用する
上記でご紹介した設定方法だと、”不明な着信”や”番号を登録していない着信”を全て拒否してしまうので、各キャリアの迷惑電話拒否設定関連のサービスを利用するのもおすすめです。
無料で利用できるものもございますので、併せて確認してみてくださいね。
そもそも非通知はなんのために作られた?いらなくない?
非通知設定でかかってくる電話が、悪用されたり、いたずら目的で使用されたりすることから、そもそも必要ないのでは?と感じてしまいます。
非通知設定は、サポートセンターなどの、会社の顧客による営業妨害防止のために使用されている、というケースが多いようです。
不特定多数の顧客に電話番号が知られてしまうと、その番号に多くの電話が殺到して、顧客に集中して対応できないということです。
また、就職活動において企業の選考結果の通知に使用しているケースもあります。
電話の着信履歴から一気にかけ直されると業務に支障が出ますし、セキュリティ上の観点から通知しないようにしているようです。
就職活動時は、特に迷惑電話や非通知設定での電話に注意が必要となりますね。
万が一電話に出られなくても失礼にあたることはありませんし、メールをこまめにチェックしておくようにすると良いでしょう。
留守番電話の設定をしておけば、メッセージを残してくれる場合もあります。
就活中は拒否設定できないのが大変なところですが、電話以外の方法でもコンタクトが取れるようにしておきましょう。
まとめ
今回は、非通知電話をかける目的や、着信拒否設定の方法などについてご紹介いたしました。
非通知設定でかかってくる電話には、迷惑電話や詐欺関連の電話が多いので、心当たりがない場合はあらかじめ拒否してしまうのも手です。
もし間違って出てしまっても、個人情報を伝えないようにして、関係が無いと分かったらすぐ切るようにしましょう。
携帯の設定や、キャリアごとのサービスを利用すれば、簡単に着信拒否設定が可能です。
無料で利用できるものもありますので、積極的に活用していきましょう。