非通知設定とは、電話をかける相手に”自分の番号を通知せず”に電話をかけられる機能です。
非通知設定でかかってくる電話には、詐欺やストーカーなどを目的にしているものも多く、業者や企業が意図的に非通知設定で電話をかけているという可能性もあります。
今回は、非通知設定でかかってくる電話の目的や、対応の仕方、拒否する方法などについてご紹介いたします!
非通知設定の電話がきたら・・考えられる目的は?
非通知設定の電話の目的として考えられるものとしては、詐欺やストーカー、業者や企業からの調査や連絡などがあります。
非通知設定で電話をかけると、相手に自身の番号を通知せずにすむので、折り返して電話をかけることができません。
そのため、その機能を利用して個人情報を盗み取ろうとしたり、ストーカー相手の状況を伺おうとしたりと、悪用しようとする人も多いようです。
どんな電話が多いのか、Twitterの声を参考に見ていきましょう。
え、怖い。非通知設定の電話かかってきて、切ろうと思ったら間違えて通話押しちゃって、そしたら中国語の自動音声流れた……なんだったんだ????
— ノラ猫 (@Noraneko_Hina) July 25, 2021
つい最近機種変更したんですけど、初期設定が非通知設定になってて それに気付かず、母親に鬼電しました…💦
やっと出てくれて『名前表示されなかったから〜』て言われました…
頻繁にある程度の時間着信あるようなら、出てみた方がいいかもしれませんよ💡
気付かず掛けてる人がここにいるので💦— ちりめんじゃこ🧡💜 (@chiriko_ko_koko) July 24, 2021
非通知設定の着信って誰からなのか気になるけど、なんとなく怖いから出ないんだけど…後々、やっぱり誰が電話してきてるのか気になりますよね💦😅他の方達は非通知設定でも電話を受け取るんでしょか?
— 。 (@J1oGJXcxJygZCrm) July 24, 2021
日本世論センターってなに?
非通知設定。マシンボイス。仕事の携帯番号だから出るけど、こんな方法で調査してもしっかりした調査できると思ってるのかな!— ちゃだ (@chada_desu) July 24, 2021
思い切って電話に出てみると、謎のマシンボイスが流れたり、中国語の音声が流れたり…。
怪しい電話や、ワン切りで切れてしまう、というケースも多いようです。
調べてみると、電話番号の使用状況などを調査する電話や、国際電話を使って自動音声でワン切りをする詐欺が増えているとのこと。
自動音声でかかってくる電話や、個人情報を聞き出してくるような電話など、注意が必要です。
また、非通知設定の電話番号自体が怖いので、”電話がかかってきても出ない”という方が多いようです。
電話番号が非通知だからといって、全てが詐欺などの悪質なもの、と断定することはできないので、難しいところ。
自分でも気が付かないうちに、携帯の設定が非通知になっている場合もありますので、本体の設定を今一度確認してみるというのも良いでしょう。
非通知の電話には「でる?」「でない?」
非通知設定でかかってくる電話は全て”悪質なもの”と断定できないので、電話がかかってきたら、ひとまずスルーして様子をみるというのも手です。
特に就職活動中は、企業からの選考結果が、非通知設定の電話でかかってくることもあります。
非通知の電話を拒否することができないので、電話以外にもメールやメッセージ機能など、企業とコンタクトを取れる手段を他にも用意しておくと良いでしょう。
もし電話に出られなくても失礼にはあたりませんし、メールなどで通知してくれるかもしれませんので、こまめに確認するのがおすすめです。
また、テレビなどのプレゼント応募で、結果を非通知設定で通知する場合もあるようです。
企業が情報流出や折り返し電話を防ぐために、非通知設定で電話をかけている可能性もありますので、電話に出る前に心当たりがあるか否かも考慮してみてください。
非通知にでてしまったら?こんな対応はNG
非通知設定でかかってきた電話に出てしまっても、焦らず落ち着いて対応しましょう。
電話の相手がどのような目的でかけてきているのか、電話を取ったら様子を見て、少しでも怪しいと感じたら切ってしまうのも良いですね。
また、例え相手から個人情報を尋ねられても、基本的にすぐに伝えないようにすると安心です。
ストーカー目的など、明らかに気持ちが悪い、怪しい電話が何度もかかってくるようなら、その証拠をきちんと残して警察に相談しましょう。
非通知設定の電話を完全にシャットアウトしたい場合は、着信拒否設定をするのもおすすめです。
しつこい非通知を拒否する設定方法(au・ソフトバンク・ドコモ)
非通知設定で電話がかかってくると、いろいろな可能性を考えてしまって、やはり気持ちが悪いです。
電話に出るつもりがなくても、誤って出てしまった…というケースもありますので、着信拒否設定をしておくのもひとつの方法ですよ。
以下に、キャリアごとの設定方法を簡単にまとめていますので、参考にしてみてください。
携帯本体の設定から簡単に着信拒否ができますので、用途に合わせて積極的に活用していきましょう。
au
https://www.au.com/support/faq/detail/11/a00000000211/
⇒auでは、申し込み手続きや月額使用料無しで、『番号通知リクエストサービス』を使用して非通知番号の着信拒否ができます。
非通知でかかってきた電話に対して、番号を通知してかけ直すよう、ガイダンスで案内してくれますよ。
『1481』に発信するだけで簡単に設定できますので、ぜひご利用ください。
ソフトバンク
https://www.softbank.jp/support/faq/view/10418
⇒iPhoneの場合、本体の設定を利用して着信拒否設定が可能です。
また、『ナンバーブロック』というオプションサービスを利用すれば、非通知を含む迷惑電話を、最大20件着信拒否設定できます。
https://www.softbank.jp/mobile/service/meiwakudenwa-block/
⇒有料ですが、『迷惑電話ブロックサービス』というものもありますよ。
ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/number_please/index.html
⇒『番号通知お願いサービス』を利用すれば、申し込みや月額使用料無料で、非通知の電話を自動的にシャットアウトできます。
相手に番号通知を依頼するガイダンスを流したあと、自動的に通話を終了するよう設定できますよ。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/malicious_call/measure2/index.html
⇒『迷惑電話ストップサービス』を利用すれば、申し込みや月額使用料無料で、登録した番号からの着信を拒否できます。
迷惑電話に悩んでいる方は、こちらもチェックしてみてください。
まとめ
今回は、非通知設定でかかってくる電話の目的や、対応の仕方、拒否する方法などについてご紹介いたしました。
非通知でかかってくる電話番号は、必ずしも悪いものと断定できないので、電話に出るか否かはその時の状況に合わせて判断すると良いでしょう。
電話に出た時は、電話の相手や自動音声が誘導してきても、すぐに情報を教えたり、かけ直したりしないようにしましょう。
電話に心当たりがあるかどうか、今一度確認してみてくださいね。
また、携帯本体の設定や、各キャリアごとのサービスを利用すれば、簡単に非通知設定の電話を着信拒否できます。
あらかじめ「非通知の番号を拒否したい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。