電話の着信相手が表示されない”非通知設定”。
気味が悪いですが、非通知でかかってきた番号が、誰からか分かるように特定することは”基本的には不可能”と言われています。
そのため、迷惑電話や非通知でかかってくる電話に困っている場合は、着信拒否設定や電話番号識別・ブロックアプリなどを使用して、被害を未然に防ぐようにしましょう。
今回は、電話番号の非通知設定について、被害にあわないための対処法や便利なアプリをご紹介いたします!
非通知の電話が誰からか分かる方法はない?アプリは?
非通知設定でかかってきた電話番号を特定したり、逆探知することは、情報漏洩などの観点から”基本的に不可能”と言われています。
そのため、被害を未然に防ぐことに重点を置いて対策する必要があります。
非通知設定で何度もかかってくる電話は大変煩わしいですし、気味が悪いもの。
非通知設定の電話がかかってくるのは突然なので、電話を取るつもりがなくてもうっかり手が触れて出てしまった…ということが無いよう、予め拒否設定していおくことも重要です。
うっかり出てしまうと、詐欺によって情報を盗み取られたり、ストーカーを目的としている相手などとのトラブルに巻き込まれてしまったり。
そういった悪質なケースもありますので、電話がかかってきてもとりあえずスルー。
あまりに気になるようなら電話番号を変更したり、拒否設定をして回避しましょう。
非通知の迷惑電話をブロックする方法
非通知設定で電話がかかってきたということは、悪質なケースにしてもそうでないにしても、誰かが”番号を知られたくない”状況で、あなたとコンタクトを取りたがっているということ。
考えただけでもゾワーッときますが、まずは間違って電話に出てしまわぬよう、迷惑電話をブロックする設定をしましょう。
とはいえ、完全にブロックしてしまうと、少し大げさですが危険な状況においても全く情報が入ってこないということになります。
それはかえって怖い、危険なケースもありますので、ブロックをしつつ様子をうかがう、というのもひとつの手かもしれません。
※ストーカー被害にあわれている場合は、証拠をしっかりと掴んでお早めに警察にご相談ください。
犯罪行為を立件する目的であれば、発信者を特定してもらえるでしょう。
以下にiphoneの場合と固定電話の場合の設定方法などをまとめていますので、まずは手軽にできる対策を試してみてください。
携帯会社ごとに、あんしんサービスや迷惑電話ストップサービスなどの便利なプラン・無料のプランもございますので、気になる方は携帯会社にも直接確認してみてくださいね。
iphoneの場合
◆非通知設定でかかってきた着信を自動で切断する設定
iphoneの【設定】⇒【電話】⇒「不明な発信者を消音」の項目をON
これだけで、非通知設定の電話を取らずにすむので、少し安心。
着信履歴には「非通知設定」の履歴が残るので、電話がかかってきたことも把握できます。
◆”おやすみモード”を利用する
iphoneに備わっている”おやすみモード”という機能を利用すれば、電話に出る相手を特定して、それ以外の相手からの着信・非通知設定の着信を拒否してくれます。
①【設定】⇒【おやすみモード】を選択して項目をオンにする
②【時間指定】【繰り返しの着信】の項目をオフにする
③【着信を許可】⇒【グループ】から着信を許可する連絡先を設定
簡単に設定できますので、ぜひ試してみてください。
おやすみモードは一度設定すれば、コントロールパネルから三日月マークをオン・オフすることで切り替えられる便利な機能。
着信を気にせずゆっくり眠りたい時にもおすすめで、「着信拒否したい!」と思ったらマークを押すだけという、使いやすく心強い機能です。
固定電話の場合
①「非通知拒否機能」付きの固定電話を購入する
②「ナンバーディスプレイ」のオプション機能、「ナンバーリクエスト」の設定をする
⇒ナンバーディスプレイ・リクエストには追加料金がかかりますが、利用すると非通知でかかってくる電話に対して音声で自動応対してくれるので助かります。
非通知の電話に対して、「番号を通知して下さい」とアナウンスする機能があるので手間が省けます。
しつこい非通知は警察なら追跡してくれる?
先ほども少し触れましたが、ストーカーなどの身の危険を感じるようなトラブルに巻き込まれた場合は、警察に相談が必要。
着信の履歴は電話会社にしっかりと残っているので、事件を立件するためであれば調査の対象になるかもしれません。
そしてその際は、非通知設定で電話をかけてくる相手が明らかに犯罪行為をしている、ということが分かる証拠を集めて提示する必要があるようです。
基本的に非通知設定の番号を特定するのは厳しい、と言われていますので、”非通知設定でかかってくる迷惑電話に困っている”という場合は、携帯会社・電話会社に相談してみてください。
又は、自分でできる手軽な迷惑電話ブロックの設定をすることが、取り急ぎできる対処方法となります。
重要なセキュリティ項目がオフになっていた…ということもあるので、再度携帯のプライバシー設定を見直しながら、着信に関する設定も確認してみると良いかもしれません。
迷惑電話を特定・ブロックするアプリwhoscall
最後に、迷惑電話を特定・ブロックしてくれる便利なアプリ、「whoscall」をご紹介いたします。
【whoscall ダウンロードページURL】
https://play.google.com/store/apps/details?id=gogolook.callgogolook2&hl=ja&gl=US
こちらは端末に登録されていない番号を、16億件以上にも渡り、常に更新されているデータベースから自動で識別。
「営業電話」「宅配便」「詐欺電話」など、相手側の大まかな情報を着信画面に表示してくれるという便利な機能があります。
他にも、迷惑電話として識別された着信はワンタップで簡単にブロックして、都度番号を登録しなくてもかかってこないように設定できるのが便利。
最近増えている悪質なSMSなどの発信者情報も識別してくれるので、1つ入れておくと心の支えになりそうです。
まとめ
今回は、電話番号の非通知設定について、被害にあわないための対処法や便利なアプリなどをご紹介いたしました。
非通知設定でかかってきた番号は、基本的に逆探知や調査は不可能。
事件性が認められなければ、警察による調査もできないとのことでした。
身の危険を感じたら、その被害証拠を集めてお早めにご相談ください。
迷惑電話や非通知設定の着信が気になる場合は、自分でできる手軽な拒否設定や、携帯会社のサービスを利用して被害を未然に防ぎましょう。
携帯の端末本体でできる簡単な設定だけでも、心の拠り所になります。
無料で登録できるサービスもありますので、ぜひチェックしてみてください。
また、固定電話の場合は、「非通知拒否機能付き」タイプを選ぶのがおすすめです。
有料にはなりますが、ナンバーディスプレイ・リクエスト機能を利用すると迷惑電話や非通知設定の着信を自動で拒否してくれるので、手間が省けますよ。
「非通知設定」でかかってきた電話がすべて悪質なもの、と断定することはできませんが、詐欺などの場合もありますのですぐに電話に出ないようにすると安心です。
また、便利な電話番号識別アプリを導入したり、スマホのセキュリティ設定を見直すことで、安全対策を強化していきましょう。